5689-6
 

・・・ぼ や き・・・

 

お題21
マジぼやき・・・
2005・12/26

 ・・・(-_-;)ヒドイ。昭和の頃ならイザ知らず、平成になってから、こんな豪雪がかつてあったであろうか?・・・いや、ない(反語)

 雪かきした雪を『捨てる先』が無いなんて、ホント久し振りだ(^_^;)

 盛岡は本州県庁所在地都市としてはダントツぶっちぎりで気温が低い・・・のは当然として、決して『豪雪地帯』では無いのがせめてもの売り(?)だったハズではないか!

 そして今も降り続いてマス・・・・・・(-_-;)そりゃあ宮崎や熊本でも積もったってんだから、仕方ないケドね〜(^_^;)

 詳しくは述べませんが、大雪や低温続きだと非常に忙しくなる仕事をしておりますので・・・レコーデイング準備にも非常な差し障りが・・・第一、雪かきで手が笑って全然ギター弾ける握力が残ってないし!w

 ・・・こりゃあヤバイぜ(^_^;)

(← 写真・SAAB3号を発掘作業中!)

 

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お題20
赦せないッ!  その2
2005・12/17

 その1より続く!!!

 小生が 『赦せないッ!』 とまで感じた瞬間の記憶を紐解いてみましょう。
モソモソ、ズルズル・・・『あ〜れ〜!御無体な〜』(紐を解く音・・・コレは帯か?(^_^;) )

 ・・・・・・(-_-;)あ・・・キーワード見っけ!

      『本物だ』

 ・・・でした。 コレだ。 小屋のスタッフさんとか、我々を凄く誉めて下さるお客さんが・・・その『赦せないッ!』BANDを評して『本物だ』って言ってたんですよう・・・(T_T)
 そうそう、ソレソレ・・・そのコトバこそが、トチヤマをハルクに変身させてしまうキーワードだったみたいです。

 さあて、ここまで引っ張ってようやく、小生の不快感の正体が見えて参りました。 その『赦せないBAND』を、『本物だ』と考えてる人達の存在にイラついてる自分に気が付いた!

 BANDとか音楽に関して、『なんだかワカンナイけど好き』は当然在ってしかるべし・・・です。 それは恋愛と同じだもの。他者に説明し得る客観的な理由づけは要らない。(BAND側でも、『誰も支持してくれなくても、俺達はコレが好きなんだああああ〜ッ!』ってのは是非在って欲しいし、それでこそ!ってモンだよね(^_^;) )

 ですが・・・『なんだかワカンナイけど好き』はあくまで主観の表明です。

 前回の推論4の如く、尊敬すべき大好きなBANDさんが、下らない(と小生が感じる)BANDと親しくなさってる際に、

      1、『あ、あいつらね。なんだかわかんねえんだけど好きなんだよ。面白いし。』 とおっしゃる場合と

      2、『いや、ヤツラはね、ホンモノだよ』 とおっしゃる場合では、

 一見『評価している』点に於いて似て見えるのですが、小生の中では天文学的な開きが存在します。

 

 『本物だ』って評価は、
『彼等は空前にして絶後の素晴らしいコトを演って居り、あまつさえ、彼等の良さを理解出来ないなんて人間は木石である。 いわんや彼等を許容出来ないと言う君などに至っては、音楽を演る資格も・・・語る権利すらないッ!』・・・とまで言われてたのと同義なぐらい、客観的、相対的なモンなんですよ、小生にとって・・・(-_-;)

 『俺的には好き』ってのとは何万光年も隔たる、『絶対で普遍的な万民に通用する価値』みたいに感じるんですな、コレが・・・。(え〜っと、そこで『俺的には本物だと感じるんだケド?』って表現だとどうなのよ?な〜んて突っ込みは止めなさいね、だるま君(^_^;) )

そのような突っ込みはいたしません(-_-;) by だるま 

 無論、いつぞや話題にした『あっち側のお客さん』とかが、幾ら『本物だ』を連発したって、んなモノ気に障ろうワケも無い。
やはり、『平素、我々のBANDを評価してくれてる人』が、あろうコトかその『小生的に、クソ下らない最低BAND』を『本物だ』と公言するコトによって 『赦せないッ!』 は発動する訳ですよ、あくまで。・・・ジェラシいぞ、とw。

 

 では、ナンデそんな大矛盾(小生の中では・・・(^_^;) ネ)が発生するのか?を考えて見ましょう。

 我々を支持して下さる方々が、ナゼ、どう考えても我々的に『最低サイアクだ〜(T_T)』ってBANDを『本物だ』なんて言っちゃうのか、を考察開始。 モチロン、その方々の価値基準や判断能力自体を疑うコトは自分達のレゾン・デートルが根底から脅かされるので、回避せねばなるまいw  んだって俺達のコトも誉めてくれてんだもん・・・(^_^;) ご都合主義w(え〜と、『誉めてるコト自体が嘘だとは考えてみないのか?』って突っ込みも止めようネ、だるまさん(^_^;) w)

そのような突っ込みもいたしません(-_-;) by だるま

 前述の通り、『なんかスキ・・・』は千差万別の個人主観であり感情論なので、当然その存在を許容する。
問題は、なぜ到底お互い許容も理解も出来ないBAND同士が『本物だ』等という比較論、或いは客観や相対価値的評価基準に於いて、同じ俎上に登り得るのか?、を考えてみたい。(・・・たぶん、いや、絶対『お互い』。小生が『赦せないッ!』と感じるBANDさんが、ロザリを見聞きして気に入るってコトは有り得ない!断言!)(そこで、『トチヤマさんがホンモノ、って表現にこだわり過ぎてるだけなんじゃないの〜?』ってな突っ込みも止めてね、(^_^;) だるま君w)

しつこいです(-_-メ) by だるま

 きっと、小生の中でも未だこの『ナゼだ(T_T)・・・?』って感情には決定的な解決を見ていないと思うのだが、ひとつ、仮説として考えられるのは『外皮に対する評価と、そこまで到達して居るか否か』って問題なんじゃないのかナ・・・?ってコト。
 一個のリンゴを思い浮かべて戴きたい。 多くのBANDは花も咲かず実も結ばず、苗木のまま消えて行く。

 稀に、有利な環境条件(温室を使うとか・・・爆笑(^_^;) )ないし、盲目的丹精込めた甲斐在って、芯の部分に蜜も含まず、家畜飼料用程度の価値しか無いとは言え、(・・・(-_-;)ヒドイね、どうもw)果実として正しく『結実した』リンゴが在ったとしよう。 例え、それなりに苦心惨憺し、リンゴとして世に出たとしましても、その種類や用途は、紅玉とかフジとか・・・初めから造花に付いたイミテーションなんてのもございまして(笑(^_^;) )多岐に渡りマスがね。( ちなみに、だるま姐さんの産地、岩手県二戸市金田一は座敷童のみならず超美味いリンゴの産地としても有名で、だるまも実に『リンゴ評論家』であるw)

 ・・・見事脱線!(>_<)そう、その『蜜も無く、家畜飼料用程度のリンゴ』こそが、『小生には許容も理解も出来ないのに評価されてるBAND』なのである。

 そうだそうだ、そうに決まった!w (ちなみに、ベタ甘くてケーキに、ュースにと用途も広く、万民向けで量産が利くのが『メジャーで売れてるリンゴ』ネ!w)

これは例え!・・・ね(^^ゞ ホントはケーキとかのお菓子作りに向いているりんごは『紅玉』のように酸っぱい品種なのです
by りんご評論家

 『あんなモンはなあ、リンゴじゃねえだよ・・・芯が腐ってる。適度な酸味も歯応えも無く、甘いだけだ。ワックスまみれにして皮を綺麗に見せてるだけなんじゃよ・・・』って美味しんぼチックな見方をするのは、『昔ながらの頑固一徹なリンゴ農家の爺さん』だけなんですよね、結局の所。

実際、量販店に流通しているりんごに、ホントに美味しい物はなかなか無い!(>_<) by りんご評論家

 それは、見識の高い低いでは無く、専門的な見方には違いないのだけれど、一般の価値基準に照らして、果たして必要な分析か?と考えると 『普通にリンゴを買ったり食べたりする消費者の立場からは問題にならない』視点からの分析なんだと思います。
 一般消費者(お客さんとか、BAND屋以外の関係者)に取っては『リンゴはリンゴ、どっから見たってリンゴじゃん』が・・・『ホンモノだ!』って『評価』になっちまってるのではないか・・・・?と。

 確かに、『リンゴとして結実』しただけで立派は立派ですよ。 苗木から育てて・・・幾らワックスまみれでも、『リンゴ』として観せるだけの外皮(表現手段ないし、或る種の見せ方としての完成)を手に入れてる訳ですから。

 でも、例えばですぜ、旦那。 それを東京から来た無垢な孫娘(普段、『おじいちゃんのリンゴ美味しいね〜』と言ってくれるw)に、『え〜? あれもこれも同じリンゴじゃないの〜?』と言われてしまうと、『・・・アレはな・・・リンゴじゃないんじゃよ・・・』と寂しく呟いてしまうお爺さんなのでアリマシタ・・・(^_^;)

 う〜む劇的に盛り上がったネ(・・・(-_-;)だから、だるまそんな眼で見るのヤメロって)

・・・・・・

 だから・・・ 『赦せないBAND』 が 『ホンモノだ』 になっても仕方無いんですね〜(T_T)、きっと。

ですが、そこはそれ、やはり美味しんぼチックに

 『僕の店でだけは、本当に美味しいアップルパイを出したいんです。お客さんに本物を味わって欲しい。 それには、お爺さんトコのリンゴでなきゃダメなんですよ!』

 って若きシェフとか凄腕の板前さん・・・心在るグルメ雑誌記者嬢・・・(^_^;) とかとの出逢いを求め、ロザリは音源を創り、来年も旅を続けて行くコトよなあ・・・。 (ヤタ!上手くまとまった・・・・・ダメか?(^_^;) )

 

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お題20
赦せないッ!  その1
2005・12/15

 このコーナーを御覧の旦那方も良〜ッく御存知の通り、小生が『その音楽を評価 & 支持出来るBAND』ってえモンの範囲は、かな〜り広い・・・と思うんですよネ。(あくまでそのBANDの『姿勢』や『在り方』は、この際抜きにして、でございますよ? ま、ほとんど同義ですケドね、実際は(^_^;)。 音楽が良いBANDはその姿勢もまた良し、てえのが定石ですからw )
 元来、ロザリンドってェBAND自体が、決定的な居場所と言うか所属先としてのジャンル枠を持たないんで、広範囲に渡ってしまうのも当たり前っちゃあ当たり前なんですが・・・

 んがしかし! こんな篠塚並みの守備範囲を誇る(例えが古いね、どうも(^_^;) )トチヤマを持ってしても、『絶対に許容出来ないBAND』ってえのも確かに存在する!
 モチロン、つまらないとか下らないとか面白くない・・・ましてや、あんまし好きじゃないな〜、とか(^_^;)  もうそんなレヴェルじゃァございません。

     『赦せないッ(T_T)!』   ってカンジ・・・(^_^;) お解り戴けますか?

 
 滅多やたらと居る訳ではありません。 遭遇確率的には3年に1回ぐらいw。(え〜とロザリが10周年で500本ですんで、年平均50本。。。。対バンさんを1本平均・・・重複もあるから3バンドとしまして、ざっと3bandx50本x3年=450bandに1bandぐらい、ってな勘定ですな)
 勿論、ご推察の通り、今この話を始めた!ってえコトは11月のツアーで出くわしたから・・・こうして、ぼやいてる訳でございます(^_^;) 。(色々と差し障りもございますれば、何処で・・・とは申しませぬがw)

 遭っちゃいましたね〜・・・(-_-;)久々に。  もうネ、身体中に悪寒が走って嫌な汗かいちまうんですよ〜(^_^;) 奥歯で歯軋りしちゃったりなんかしてw
 赦せないぐらい嫌いなんだから、観なきゃ良さそうなモンですけど、怒りの余り眼が離せないんですな、これがw。

 んで、そん時ふと考えたんですがね。 『このBANDにナゼそこまで、小生は怒りを覚えるのだらうか?』と。

 シツコイ様ですが、前述の通り『つまらないとか下らないとか面白くない、あんまし好きじゃないな〜』ではございませんのよ、主原因は。 態度が気に入らないとか、超無礼だとかでも無い。(だって、そんなモノなら、もっと頻繁・・・ザラに居るでしょ?w)

 何故、或るBANDを観て小生が『赦せないッ!』とまで思ってしまうのか? 今回は皆様とご一緒に検証して参りたい・・・ってな趣向でゴザイマス(^_^;)


     * 推論 1  『その音楽がキライだから?』      
 無論、『大嫌い』でしたよ、その『赦せないBAND』が演ってた音楽も!w でも、いつもこのコーナーに書いてる様な、山ほどの『大嫌いな音楽や姿勢で演ってるBAND』を、別に『赦せない』とまでは思わないモンなあ・・・(@_@) 『勝手にして下さい』・・・と思うのが、お互い礼儀ってモンですw
 従って、そのBANDの音楽を『好き』とか『嫌い』って基準で『赦せない』と判断してるんでは無いみたい・・・(^_^;)   はい、推論1、消えた!

     * 推論 2  『もてはやされてるから?』
 大嫌いな音楽演ってんのに売れてたりキャーキャー言われてるから『赦せない』のかな・・・? いや、キャーキャー言われて売れてる音楽は・・・ほとんどの場合、元来嫌いなモンが多いから、これも当たり前。  はい、推論2も消えた!

     * 推論 3  『本人達がイケてると思ってるから?』
 楽屋で話を聞いてると、凄い自信に溢れてらっしゃいましたね、モチロン。 赦せない音楽で赦せないパフォーマンスしてるのに、当の御本人達は自信に漲り、余裕綽々でウザイことこの上無い。
 ・・・ですが、この世界、どんなに下らないコト演ってる方でも、程度や表に出す出さないの違いこそあれ、かく申す小生も含めまして、皆様大なり小なり『イケてる』と思ってるモンでございます。 それを感知すると・・・『トホホ(T_T)』と思うコトは在っても、やっぱし『赦せない』とまでは思わないなあ・・・・はい、推論3も消えた。

     * 推論 4  『誰かと親しいからジェラシい?』
 以前このコーナーで申しました通り、物凄く信頼して親しいBANDの『友達のBAND』は・・・敵だったりします。 ですがBAND同士でも、個人の交友関係と同じで、『お前、アイツとは親しくすんなよう〜(T_T)』とは申せません。
 大好きなBANDが仲良ししてるBAND・・・を観てみたら、大嫌いなモンだった、なんてコトは日常茶飯事デス。 交友関係には当然各々のフィールドでのバランスとか(しがらみ・・・とかも(^_^;) )ございますし。 それはお互い在るコトなのですから、『ナンデあんなのとツルむのかな〜(T_T)』と、やるせない気分にはなりますが・・・許容せねばならないコトです。  そして、推論4も消えた!

 ・・・ん?(-_-;)待てよ?

     『ジェラシい』・・・?なんかちょっとそれに似てるゾ、と。

 

          と、盛り上がってきたところで、ひと休み(*^^*) その2へと続きます! お楽しみに♪(by だるま)

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お題19
CREAM 再編ライブに思ふコト
2005/10.21

 待ちに待っていた。  37年待った・・・らしい。

伝説の NHK ヤング・ミュージックショーで『 CREAM 解散コンサート』を観る為、学校からダッシュで家に帰った小生は・・中学1年生だっただろうか? はたまた小学生?( VTR 留守ロクなんて、未だ SF の世界だった頃のお話 (T_T))

 ZEP や GFR 、サバスまでもがリアルタイムだった小生でさえも、流石にレコードで CREAM を聞き『 I Feel Free 』や『 バッジ 』の洗練された POP 感と(それらと『 スクラップ・ヤード 』は、小生の POP 感覚の原体験だし、未だにお手本だったりする)ベタながら『 クロスロード 』と『 I'm so glad 』の奇跡の如きインター・プレイに圧倒された時には、CREAM はとっくに解散して消えうせた後だった。( BB & A は派手だが相互作用が希薄だし、その後のフュージョン・ブームも結局お互いのソロをお行儀良くバッキングし合っているケースが多く、当時 CREAM の提示した 『 インター・プレイ 』は ROCK というヴォキャブラリーの中では空前にして絶後である)

 小生が CREAM にだけ再編復活を望み続けた理由・・・それは、他のほとんどの『 HARD ROCK の始祖』達を同時代的に体感する幸運に恵まれながら(単に歳取ってるだけ、って解釈もアリw)ことCREAMに限っては・・・・前述のごとく一歩遅れを取り、リアル・タイムで堪能出来なかった事と、もうひとつ・・・あれだけの業績( CREAM 無くして現代の ROCK は成立しなかった・・・断言)にも関わらず、その後はクラプトン氏神格化暴走のみが一人歩きし、反面実際あの奇跡の演奏を成し得た最重要要素のジンジャー・ベイカー、ジャック・ブルース両氏のその後の不遇 & CREAM 再評価の遅れっぷり・・・(-_-;)!

 優れた音楽性を維持したジャック氏のソロ活動や、ベイカー・ガービッツ・アーミー等でのジンジャー氏の卓越した play への注目度の低さと、栄耀栄華を極め日本の金持ちオヤジどもの支持をストーンズと二分独占した感のあるクラプトン氏との境遇の余りの乖離っぷりは、小生の中でとても容認出来る状態になかった。

 その2つが、小生をして他のどのバンドの再編成よりも『 CREAM 再結成』にこだわらせた続けた所以だろうと思ふ。 忸怩たる思いで、この日を待っていた。
 

 『貴方達は、あれだけ凄まじい贈り物を我々に遺してくれました。 そんな貴方達は、幸いにして老境に於いてなお、御三方共に息災でいらっしゃる。(ジャック氏の移植手術にはハラハラさせられたケド・・(^_^;) )
 解散後のつまらぬいがみ合いやしがらみは忘れ、もう一度だけ3人で笑顔を交わして演奏して欲しいのです。
 懐古趣味だの金儲けだの言う輩は多いでしょうが、貴方達が遺した業績は、それを甘受するだけの資格と価値が十二分に在り、E・クラプトン氏だけがその恩恵に浴している現況は、余りに不公平です。』


 実は、再結成ライブ映像に接する前に、雑誌でその模様をレポートする記事を読んだだけで、知らぬ間に小生は鼻水を垂らし、声を上げて号泣していた。(我ながらビックリした(^_^;) ・・・)
 実際問題、もし今ロザリンドをやってなくて、ただの有閑 ROCK 好きオヤジの身分だったなら、20万円(一説には40万)にもハネあがったプレミア・チケットを入手し、5月にロンドン・ロイヤル・アルバート・ホールに駆け付けて居た可能性も否定出来ない・・(^_^;)
 ともあれ、そんな散財が可能な境遇に無い以上、確実に発売されるであろうDVDソフトを待つのみである。


 ・・・・んがしかし!!


 ナント、DVD に先行して BS フジがそのコンサートの模様を、大胆にも放送すると言うではないかッ!!  えええ(@_@)!!!!  けれどスカパーなんて加入してない小生は、スタジオ JIVE のノリダー夫人に録画を懇願。(一時はその為だけにスカパー加入も検討w)

 かくて、待望久しいその映像に接する機会を得た! ・・・さて。
 意外にも、号泣する準備万端で臨んだにも関わらず、ニコニコと微笑み、『うんうん』と頷きながら・・・単純に楽しんでしまって居る小生。  それは感慨とか積年の思い入れとは別な、『純然たる良質のエンターテインメント』がそこにあったからだと思う。

 映像中、ブライアン・メイをはじめ、たくさんのミュージシャンの姿が客席に捉えられているが、不思議なほど、皆小生と同じく一様に『うんうん』と頷いているではないか!

 因みに、後に発売された DVD を即刻購入して始めて気がついたのだが、この BS 放送版では巧みに『 イチバン美味しいトコロ 』を CUT してあり、放映権供給元のソフト売らんかな、ってな商魂の冴えを感じるw(^_^;)   是非、BS放映録画をダビングしてもらうのではなく、お金出してDVDで御覧になる様、お勧め致します。

 楽曲の取捨選択もさることながら、放送でCUTされてた一番のキモは、終演後にステージ上で御3方が笑顔で抱擁し合い、肩を組んで観客に応えるシーンではなかろうか?  まさしく、この姿こそ、誰しも、一番観たかったシーンの精粋( cream )と言えるだろう!(・・・違うの? (@_@)・・・小生だけなの??)

 感慨の部分だけでなく、演奏内容についても少し触れましょっか?  30数年を経て、CREAM が一番変わった点は・・・
・・・クラプトンのVocalistとしてのスキルが上がった・・・ってコトかな?w

 冗談はさておき・・・

 さしより(熊本弁w)、ジャック・ブルース & ジンジャー・ベイカーの両氏に尽きます!! やっぱし(T_T)。  ヨボヨボしてて、フォームとかぎこちないのに(ジンジャー氏は若い頃から・・・見た目はぎこちないw)なんであんなに俊敏なのか(@_@)??
 他の2人の演奏に呼応して展開する反応速度の速さ・・・瞬発力、そして何よりその閃きが圧巻。
 『 フレットレス使用時にピッチが甘い! 』等という批判( by クシ君 )もあるジャック氏だが、(確かに・・・ネ(^_^;) )あの音楽理論の自在さ加減と言うか、その場面でどの音階を持って来るか、ってセンスと自由度には全く脱帽。  手癖のフレーズなんてほとんど無く、在ってもそれは単なる『 サービス精神 』の所産である。

 無論、円熟を迎えた御三方から、68年当時みたいな若さと傲慢と・・・はねっかえりと自信に漲った『 トンガリ感 』は、妙にクリーンなサウンドとあいまって、play面では失われてしまっている。

 さりながら・・・

 小生が今の彼等の年齢になった時、果たしてあれだけの『 閃き 』を維持出来るのか?? と考えると、怖くなるほどの光明が、そこには確かに在った。
 誤解の無い様、重ねて付け加えると、それは『 円熟したplayerの手慣れフレーズの見事さ 』では決して無い。(あ・・・あくまでジャック&ジンジャーの両氏に限って、ネ(^_^;) )

 CREAMと同年輩で、やはりブリテイッシュROCK史に巨大な足跡を遺し、90年代に黄金期メンバーで実現したCOLOSSEUMの再編時の様な、『 やっぱり昔から上手い人は歳取っても上手いなあ・・・ 』的『 健在感 』みたいな技術的な蓄積だとかテクニックが在る、ってカンジの凄さと、CREAMのそれは明らかに違った。

 Player(演奏者)としての職人芸を見せてるワケでは無く、Musician(音楽家)としての閃きの鋭さと素早さを観せてる、とでも言おうか。
 往年の名演を再現するのでは無く、CREAMの名曲と言う素材を今、目の前でその瞬間毎に料理して見せているのである。

 ジンジャー & ジャックの両氏に背中を押され・・・と言うか触発されて、手癖王クラプトン氏もCREAM時代の輝きを取り戻しそうになる瞬間(失速しますケド・・・(^_^;) )が、確かにアンコールの『 サンシャイン・オブ・ユア・ラブ 』(DVDのみの特典映像Verです(^_^;) )に於けるギター・ソロで見受けられた。演奏的にはここが最大のハイライト。


 余談ながら、カーテン・コール場面以外の思い入れの部分についても言及すると、『 ネズミといのしし 』や『 バッジ 』と言った、正式活動期にライブで演った事が無い曲を楽しげに演奏する姿は、やはり魅力的であり、感慨無量。(21世紀の精神異常者バンドが、生涯ライブ演奏を観る機会は在るまいと誰もが思って居たマクドナルド&ジャイルスの 『Tomorrow’s People』を演って見せて以来の衝撃度かな〜?w)

 更に余談ながら『 White Room 』のギター・ソロ近辺で、客席の映像に『・・・コレは熊本のクシ君では????』って人物を、ハッスルと小生は確認して居るw


 私事で少々振り回され、全面的に『 CREAM再編映像祭り 』にどっぷり浸れない環境だった小生だが、御蔭で、逆に長いコトこの映像をチビチビ小出しに楽しませて戴いて居る、今日この頃。

 情報氾濫の恩恵でテクニック的には誠に達者ながら、没個性化し、一聴してその人と判る様な playキャラクターを持つミュージシャンがどんどん減って居る昨今、皆の衆・・・必見!ですぞw

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お題18
違うっちゅ〜の(^_^;) ・・・
2005・10/13


 ロザリの歴史で言うトコロの2ndアルバム『 2』の頃。

 当時の Dr、MAO が・・・簡単に言うと『 テクニック志向 』だった為と、併せてトチヤマの楽曲もまだまだプログレを引き摺り、潔くなかった為、ロザリの曲は今より色んな意味で難しかった・・・(-_-;)
 ツアーの方も、『 2』REC直後に MAO と交代したテツオが『 行動派 』だった御蔭で飛躍的に地域が広がり出した当時。

 各地でライブ後、小生のトコにギター・キッズが寄って来る。 昔から小生はエフェクター大好きで、その頃はバカでかいボードに弁当箱みたいに巨大なエフェクターを満載して居た (^_^;) 。

     『 畳半畳分はありましたねえ 』  by PULLING 鈴木陛下


 であるから、機材・・・エフェクター話で喰い付いてくれるのは楽しかったし、狙い通りw。 それは良いのだが・・・。 機材話しが一段落すると、誰も彼も判で押した様にこう言って来たのである。

     『 ヌーノ・ベッテンコート意識してるんですか? 』  

 えええ (@_@) !!・・・ (-_-;) 誰だ、ソレ??  それがまた、ホントに一度や2度でない。 ヒドイ時は1ツアーで5回とか言われたコトもあった・・・(^_^;)
 ATSUSHIに尋ねる。 『 それって・・・誰? 』
                『 エクストリームってbandのギタリストですw 』
              『 俺に似てるの? スタイル? 』
                『 ギター・ヒーローの類ですよ? 向こうは・・・テクニシャンですし(冷笑) 』
              『 ・・・(-_-;) んじゃァ、全然ちげ〜じゃん!! 』
                『 やっこさんも、トチさんと同じで上半身裸でライブするんで、そのせいじゃないですかネ? 』

( 当時トチ山のステージ衣装は必ず上半身裸、ズボンは山形 color fast のキョンペ〜師匠に頂戴した迷彩パンツ、と決まっていた。 しかもヘアスタイルはツー・ブロックっちゅうか、いわゆる札幌カットw )

              『 ナンダ、そっか〜w 』

 

 一時は・・・それで納得し、解決した。 んがしかし!!
 或る日、ご意見番のサクちゃん(ex SPACE COMBINE、今は UNITED のローデイとしてお馴染み )に

『 トチさん・・・幾ら気持ちは若くても、寄る年波で肌の色艶の衰えは隠せません。 御願いですから何か着てライブやって下さい! 』

と切々と説かれ、『・・・(-_-;)はい・・・』と上半身裸を封印、以後は現在のバトル・スーツに落ち着くまで種々の変遷を重ねるトチ山のステージ衣装でありました。

 んで・・・服着て演り出したのに・・・『 ヌーノ意識してるんでしょ?? 』

 キタ━━━━ヽ(☆∀☆ )ノ━━━━!!!! ・・・((;゚Д゚)ガクガクブルブル。 遂に観念した小生は、エクストリームを聞いてみるコトに。

              『 全然ワカンナイ・・・(T_T) 』

 

 どこかに共通項(・・・みたいに見える)を探そうと努力したのだが・・・。 第一、エクストリームの音楽性自体が・・・。 反発感情や否定的姿勢抜きで、極力客観的に観ても・・・。
 強いて・・・強いて探せば、ヌーノ氏もルーツ的に60〜70’は好きみたいだし勉強してるみたいなんだけど・・・そんなん、誰しもみんなでしょ??
 理解、類推不能。 ナゼ、そう言われるのか、解説願える方、大募集!   ロザリBBSにカキコミ願いマス。

 でもねでもね、『 意識してる player 』とか『 大好きな player 』の音や play を自分に反映して、『 あ、あのヒト、だれそれが好きなんだな〜 』って周囲に判ってもらえるレヴェルって物凄いと思うのよね。 ステージングとか使用楽器で類推させるのは簡単だけど、(例えば、ステージングで『 鈴木陛下クローン 』は枚挙に暇ナシw)音と play で・・・は難しくないでしょかね(^_^;) ?

 現実問題、小生が大好きで意識してるギタリストは、ほとんど『 レスポールでマーシャル直 』系デス・・・(^_^;) (ジム・マッカーティ、スナッフィ・ウオルデン、デイヴ・クレンプソン)  全然違うし・・・小生のスタイルとw

 

 ヌーノと言われるコトは別にしても、最近若くて、スイープとか早弾きバリバリのマジ超絶テクのギタリストの子達が、ライブ後に

     『 オヤジ、イイ味出してるよなあ? 』( 脚色在り )

 って誉めてくれるのは、とっても畏れ多くて照れ臭いですが、嬉しいトチヤマなのでアリマシタ。(・・・ぼやいてないw)

 

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お題17
あっち側とこっち側 その2
2005・ 8/11

その1で、『 あっち側・今年のトレンドBAND 』 増殖中の報告を述べたが・・・(その編成、形態については前章ご参照下さい(^_^;) )  こう言った同傾向バンド大増殖は、過去にも幾度となく繰り返されたサイクルですよネ。

 対バンが全てKORNだったのは7年位前か・・・?
 対バンが全てメロコアだったのは・・・5年前?
 対バンが全て青春パンクだったのは・・? 全て『エモ系』だったのは・・・??

 日本のバンド人口がそんなにひたすら増え続けてる訳は無いので、手を変え品を変え、これらのブームを支えてるのは全て同一人物?(爆笑) でも、やっぱり一過性の若者が現れては消えてるのかナ(^_^;) ・・・?
 一般に、洋楽の新技術、新しいムーブメント(これは必ずしも日本に無条件に流入しないケド・・・)が先鋭的な日本のミュージシャンに流布するのに1年、歌謡曲にそれが導入された時点で一つの終焉を迎える(市民権を得る・・・って考え方もございますがねw)、と言うサイクルがあるよネ?(古くはシンセ・ドラムとか、ゲート・リバーブ。オーケストラHitとかシンセの音色、それこそLOWチューニングとかハードコア・スタイルのVo・・・枚挙に暇なし)ですが、
小生的には『 ある地方に同傾向のBANDが2つ出来たらもうソレは終わり 』って定義もアリだと考えて居りますのw

 んだから、今からリンキンパーク演っても遅え、っちゅ〜の!w
モチロン、トレンドの手遅れも全く顧みず、『 俺達は心底コレ好きなんです! 』と5年も10年も続けたらカッコイイよ?

 例えばメタルの或るジャンルなんか、絶対消えないじゃない?  流行の終わり際はカッコ悪いんだけど、そこを凌いで続けるならカッコイイ。
 だが、大きな流れのムーブメントほど消えて無くなるよね?  あんだけ星の数ほどあったメロコアBANDって、どこ行ったのさ?  しかもそのサイクルはどんどん加速して早くなってる。
(スタイルを貫くには、時代を知るコトも大事でやんすがね(^_^;) 。 背を向けてしまうと、ただの古臭い閉鎖的なモンになる。 でも、フラフラ上っ面のトレンドを追うのは一番カッコ悪い、と思いません?  ムヅカシイですなあ・・・(-_-;)これだけで3章ぐらいぼやけるかも・・・)

 んがしかし、戦略とトレンドで出来た『 あっち側 』BANDは、動員力が在る。 それは、音楽ナシには生きていけない、って層とは別のファッションとしてBANDを観に来る多数派層を引っ張れるからである。  これは服装やライフスタイルの右倣え主義が異常にはびこる日本ならでは、と思うが・・・・。

 おかげさまで、どこでもその手の対バンさんが加わると、お客さんは多いデスwアリガトウゴザイマス(^_^;) ・・・
当然、『 あっち側 』のお客さんが大多数を占める訳ですが。


 んで、ツアーBAND屋暗黙の共通認識『 対バンがシンドイと、シンドイお客さんばっかり 』なんですよ〜(^_^;)

 そんなコト言っちゃあイケナイ?  解って居りますとも(T_T)・・・でもイイじゃんか『ぼやき』だし(居直り)

 

 もう時効だと思うから書きますけれど、或る時、そんな『 あっち側 』お客さんだらけのイベントに出てしまった時がございました。
その当時のメンバーに、状況にビビッてしまう Type で、ただでも信頼性ゼロ!の演奏力が更に破滅的になる子がいた為、その子を鼓舞するべく、『 今日のお客さんにウケなくても仕方無いから、気にするなよ〜 』という様なコトを申しました。
 そしたら、ウチをクビになった後に『 お客さんにレベルが在るなんて考え方をするなら、ライブなんてしなきゃイイ。 好きだと言ってくれる人にだけ音源でも配ってればイイと思う 』って、その子のHPで批判されたのにゃ参ったネ。(^_^;)

  そんな『普遍的に良い本物は必ず通じる』みたいな理想を抱いてPlayしてる子だったとは!(理想って言えば聞こえが良いけど・・・本当、タテマエばっかり言ってて実践しようとしない子だったよねえ〜(-_-メ) by 突然乱入のだるまのぼやき/笑)・・・・御見逸れしました!
・・・その発想・・・『あっち側』!

 その子が『 レベル 』と言う表現を使ってるのは誤解を招くので危険だが、演ってるBANDに明らかな『 あっち側とこっち側 』が存在するのだもの、お客様にも当然それに似た棲み分けは在ってしかるべしじゃな〜い?

 確かに叩き上げのBAND屋同士なら、全く異ジャンルでも『 おう、こりゃ凄ェ! 』と本物は伝わる、ってコトはあるみたいだが、それはあくまで音楽性云々ではなく、姿勢として同じ『 側 』同士・・・の場合がほとんどである。
 お客様に於いても、傾向や嗜好の差異は当然として、『 あっち側とこっち側 』が無いなんて・・・・ホントかい(^_^;) ??ホントのコトなのかい??


 単純なハナシ、『 音楽を楽しみにやって来たお客様 』と『 同級生や職場の同僚を応援に来たお客様 』の反応差は容易にご想像戴けるのでは? 後者の集団の前で演奏するのは、見ず知らずの内輪の宴会に押しかけ、飛び入りで余興を披露させろ、と強要するに等しい。
 その排他意識の発散は、自分の追っ掛け対象の王子様に『忠誠の証』を主張すべく、お目当てのBAND以外の時は会場を出たり座り込んだりする、悪名高き一部のヴイジュアル親衛隊をも軽く凌駕する場合がアルw


 この点に限らずこの子の主張は常に『 ボクは善人、友達がイチバン、厳しい話は抜きにして仲良ししよう 』みたいな美論のオンパレードで、仲良く楽しく演る為に必要最低限こなすべきコトを達成出来ない点をも
『 がんばったボクのプロセスをアピール 』みたいなモノで代替し、直視も解決もせずに、ナアナアで済ませよう、って姿勢の塊だったから・・・・論拠が怪しくても仕方ないんですがね・・・(^_^;)
 だからクビになったのであるし、それに反駁もしたいだろうし、何一つ成し得ずに放逐されて、その後もこの世界の何処かで活動を続けるには、どうにか自己正当化はせにゃならんし、色んなコト言うても、まあしゃあないですやろ、と今は思えますがw

 

 今回の『 あっち側・今年のトレンドBAND 』だらけのツアー中、一服の清涼剤として音源で聞いただけなのに妙に気になり、GOODMANさんに無理言って対バンをねだった DOOR MAT さんが『 うっひ〜完全にこっち側〜!w 』と思えて非常に満足。
 遠い異国で同胞に逢った気分で異常に嬉しかったネ (^_^;)

 

          オチ

 吉祥寺の最前列で岩佐真悠子似の綺麗なお姉さんが凄い楽しそうに、だるま観て盛り上がってくれて、
『 ん・・・?こんなお客さん前から居たっけか? 誰かの知り合い・・・? 』とか気になってソワソワしちゃった〜 (^_^;)
 ・・・(-_-;) でも、後で聞いたらどっかのBANDの女子Voさんだったんですって〜 (T_T)

 所詮『 こっち側 』の人間か〜い!

                      ・・・・お後が宜しいようで・・・

 

ぼやきリストへ



 

お題16
あっち側とこっち側 その1
2005・ 8/10

 宇都宮barrel井上氏に、プラズマのユ〜コとの出逢いを説明していた時のコト。

 『 んだからサ、若いお嬢さんがロザリ好きだ、なんて言ってライブ通ってくれるのは珍しいなあ、って思ってたら、実はBAND屋で、しっかも妙な曲書くんだよね〜、この娘w 』 と言うと
 『 あ、こっち側の人だったんだ〜w? 』 って会話になった。・・・気に入った! その表現。

 近年では、ひつじ女史がライブ・レポでロザリの音楽性を評して『全く売れ線じゃないPOP感覚』って言ってくれた表現以来のHIT!


 さて、そこで考えた。

 05年のツアーで各地の対バンさんに、ある顕著な傾向が見受けられる。 所謂、これが『 今年のトレンド 』と判断して差し支えないと思うが、ズバリ言うとツインVoで片方はRAP、もう一方が激情の泣きメロを絶唱、弦楽器隊はTwin・ギターでLOW−チューニング、ヘヴイ・リフとディレイ・アルペジオ。 そして忘れちゃならないヘッドフォン付けた『 サンプリング担当 』。
 さて、この編成と音楽性のBANDさんを一体幾つ観ただろう?(蛇足ながら、必ずべらぼうにリハが長い、と言う特徴も併せ持つw)

 その中の1BANDさんと、小屋近くの喫茶店で偶然隣席した。 彼らはノートPCを開いて、『 新しいステッカーのロゴが決定したので、このイメージに添って新曲とかも展開して行きたい。 だから、次の練習にノルマの曲を持参する際は、そういうコンセプトも含めてみんなに納得できる説明が出来る様に。 お客さんにも、このイメージを徹底するって意識を持って今日のライブをやるコト。 んじゃ、各自のチケット予約のお客さんに電話やメールで確認取るの忘れないで。 』・・・みたいな会話だった・・・と思う。
 みんな真剣そのもの、民主主義の極みで、全員の発言を強要しつつ・・・きっと雑誌のメン募とかで集った『 当方完全プロ指向 』(死語w)の皆様だろう。

 これぞ・・・・・・(-_-;)『 あっち側 』

 

 例えば、ロザリで最も頻繁に展開する『BAND内会話』のサンプル。
ハッスル  『 腹減りましたねえ・・・何食べます? 』
だるま   『 え〜?何でもイイよ〜みんなの食べたいモノで〜 』
とちやま  『 んじゃラーメン!w 』
だるま   『 え゛え゛え゛〜ラーメン〜〜?? 』
ハッスル  『 さっき何でもエエて言うたやないですかああ〜?? 』
福ちゃん  『 ・・・・(^_^;) 』

(実際に1ツアーで5回は繰り返される。 しかも、ロザリにはBANDミーテイングと言うモノが存在しない・・・(^_^;) )
・・・(-_-;) 違う・・・余りにも違い過ぎる。 この差異を持って、あのBANDの人達とは、『 あっち側 』と『 こっち側 』に分かれている、と認識して差し支えあるまい。

 

 その『 あっち側・今年のトレンドBAND 』は決して、小生が普段このコーナーで揶揄する、『 馬鹿なオトナ騙して金儲け 』的発想のアザトイ姿のBANDとは違う。 確かに真面目だし、懸命である。 その日のライブに賭ける熱意と集中の余り、対バンの迷惑も全く顧みず楽屋で『気合入れ』する為、前後のBANDの甚だしい迷惑になるほどに・・・・真摯な姿勢なのだった。

 んがしかし、音楽性に全く興味共感を抱けないとか言う以前に、小生はこの子達とコミュニケーションが取れるとは思えなかった。
小生の知る限りの『 こっち側・ツアーBAND仲間 』は、各バンド毎に独自の流儀と規律を有するとは言え、基本的に各員の個性をBANDのステージ、PLAY,打ち上げ等に投影し、キャラを立ててナンボ、その個性の集合体がBANDである、と言った考え方の『 野武士集団 』である。
 みんな『 音楽の話するのがキライ 』だし、『 帰りの燃料のコトは考えない 』戦艦大和方式だ。
(ちなみに、実際は菊水作戦での大和片道燃料説は伝説で、海軍参謀省の尽力でかろうじて帰港出来る燃料は積んでたそうですが・・・きっと無謀な特攻の決定を下した上層部への抗議の意味合いだったんでしょうねえ・・・超余談)

 なので、初めに成功への戦略ありき、から出発して居る『 あっち側・今年のトレンドBAND 』さんとは会話〜コミュニケーションが成立しにくいのは当然である。

 一番困るのは、『 成功がモチベーションと出発点 』になってるBANDは、当然の帰結ながら成功しないと見切り撤収も異常に迅速で、キレイさっぱり跡形もなく姿をくらましてしまうんだよね (^_^;)
  ・・・それが判ってるのに、その場限りのお付き合いしても・・・(^_^;) ねえ?


 ってな訳で、対バンが『 あっち側・今年のトレンドBAND 』ばっかりになると肩身が狭いロザリなのでした〜 (T_T)

 まして7月の関東ツアーなんて、『 こっち側』過ぎて端っこから転げ落ちちゃいそうな FORTRESS が一緒だったしね〜!?(爆笑)
・・・だからこそ、解散すんなよな〜 FORTRESS ・・・(-_-;)

                                とりとめなく  つづく

 

ぼやきリストへ


お題15
『また キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 機材ネタ3』
2005・ 8/ 9


 アルビノHIWATTのデヴューは、青森へと順延になる。 (原因については2章ご参照下さいw)

 以下、主観では無く関係者の証言で綴る。

 鯰・イイタカ氏  『いやああ、エッジが立ってROCK!ってカンジの音ですよお!』
 オペレーターの坂本さん  『Highのパキパキが耳に痛い〜!w』
 BRONCO・イノブ  『ふっ・・・キャビを選ぶな、コレは』
 だるま  『悪い音じゃないけどサ・・・小さいよw』
 福ちゃん  『俺の音との分離は更に良くなりますね〜』  と言いつつも・・・

福ちゃん&ハッスル  『ボクんトコにギターも少しください〜い!』(各小屋のリハでモニター要望・・・・・・(-_-;))

 オペレーターの池ちゃん 『以前より更にLOWが無いカンジですが、イイんですか〜?』
 クワ  『(@_@)HIWATTってこんなに歪みましたっけ・・・??』

さぁて困ったゾ、と。 確かに相対Volumeは気持〜ち足りない。 PA設備が完璧な小屋ならそれでも良いが、ご存知の通り
ロザリの立ち回り先は,そんな場所ばかりでは無い。
 しかも、秋葉原グッドマンでボグナーのキャビを使わせて戴いた以外は、ほとんどハンで押した様にマーシャルJCM900のキャビだったにも関わらず、小屋毎に全く出音が違った。

 イノブの発言がトラウマとなって頭を駆け巡る・・・キャビを持参しないロザリにとっては、それは致命的でアル(^_^;)

 モチロン、オペレーターさんの解釈も大きく作用する。
ロザリがメタル((^_^;) ?)ないしハードロック・バンドで在ると認識して居るオペさんや、小生の音を知ってる方なら問題無いが・・・(^_^;)  妙な女子Voが出てきて、しかもハイトーンでヴイブラート&シャウトする訳でも無い為(しかもロザリは、リハでは全くアクションしないので)『歌モノBANDだな』と解釈するオペさんがたまにいらっしゃるのですよ(^_^;) ・・・Voの歌詞伝達性最優先、後はベースとベードラで基礎作って、ギターはほんのウワモノ扱い。(コンプとフェイザーでカッテイング、みたいな存在ネw)
 ロザリのルックスも悪いんだと思うが、リハで『ギターの中音も少し下げて戴けませんか〜?』と言われるのはこのケースである。(これを聞いたら、小生の音量を知ってるギタリスト仲間は腰を抜かすと思うケドね・・・(^_^;) )

 あちこち遠くへ出掛け、年に1度か2度しかないチャンスで、なるたけ多くの方に正しい形で自分達の音楽を感じて戴く・・・ってロザリのテーマの1つからしても、『不確定要素を極力排除』は至上命題と言える。  少ないチャンスを有効に活かすには、

 『今日はキャビとの相性が悪くてね〜(^_^;) 』では済まされない・・・(-_-;)

 さあ、どうなるアルビノHIWATT??

 

 青森の坂本さんに、『パキパキが耳に痛い』と言われたのも当然で、そもそも小生のエフェクター・ボードは『音色変化』よりも、トランジスタのTRACEでシングル・コイルの音のニュアンスを出す為に、とか真空管っぽいウオ〜ム感を出す為に、と言った『音質ニュアンス補正用』エフェクターがたくさん搭載されて居る。 デヴュー・ライブとなった青森では、ほとんど対TRACE用のエフェクター設定のままで臨んだ為、『必要以上に強調』された感は確かに在った。

 当然、エフェクター・ボードの見直し(・・・わくわくw)も必要になって参りますワケで・・・最終的には、6〜7月の7本でHIWATTを見たり聞いたり出来た人はラッキーでしたね〜・・・(-_-;)ってな結果も在り得るのですが・・・

     経過は未だつづく・・・!?

 

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お題14
『また キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 機材ネタ2』
2005・ 8/ 8


 TRACE ELLIOT・Super Trampヘッドを生涯のステージ HEAD とし(スペアまで入手(^_^;) )

 HIWATT・Lead30を永遠のレコーデイング伴侶としたハズの小生でありましたが・・・(^_^;)

 生来の浮気性が祟りまして、借金質に入れて Amp 2台売って・・また買っちゃったよ!!  HIWATT・custom STUDIO/STAGE Mk2・・・!

 ナント20w/40w 切り替え方式、2volume 式じゃないケド GAIN & BOOST 付き!  小生得意のレトロな old 品じゃないのよ、新品バリバリの今年度現行品、ポイント・トウ・ポイント配線の所謂クラス A−Amp だ!  
 しかも小生の狙いはアルビノ〜!(オーダー・カラーの白色)

 

 導入決定前の最大の問題点は、フルテンで使ってる訳ではないにせよ、まがりなりにもトレースは 80w でアル。・・・40w で果たして哲男以来の大音量ドラマー・ハッスルを向こうに回す現在のロザリのライブ時のステージで、vol が足りるのか?って点と英国でしか売ってないモノだ、って点だった。

 ポンド建ては高いんだよね〜・・・(-_-;)  実は、英国でしか売ってない、は厳密には間違いで、同じモンが亜米利加でも売ってたのだが・・・パテントの関係で、ナゼか HIWATT の名称は使用出来ず(ブルドックとか売ってる米国メーカーが権利を握ってるらしい)同仕様の製品が、古来 HIWATT のチューンナップ技術者として有名なデイヴ・リーヴス氏の名前を冠し(氏の名前のついた old のHIWATT は値段が超プレミア) REEVES って名前の商品として売られて居るのでした・・・(T_T)

 要らねえ・・・全く同じ音がして安くても、HIWATT のプレートが付いて無い Amp なんざ要らねえんだよおおおおおお〜(>_<)!(リーヴスさんごめんなさい、貴殿に恨みが在る訳ではございません(^_^;) )

 ミナサンニハ、ソンナコダワリッテ・・・アリマセンカ・・・?・・・ナイノ?(@_@)

 

 んで届いた。  マニュアルも何も無いが来た。 小さい。 軽い。 当然TRACEには及ばないが、ロザリ的な大きさと重量だw 

 試奏〜!・・・・・(T_T)・・・家での vol ではてんで歪まない〜! ブースターかまして、かろうじて。 GAIN / BOOST の傾向が好みじゃない〜(T_T)

 挫けずスタジオへ!  おおお、憧れのフルテンで Amp をドライヴ!・・・歪んだ〜!  でも・・・ちょっと小さいかな?(^_^;) ・・・不安。  ん〜やっぱり GAIN / BOOST の傾向が好みじゃない〜(T_T)・・・・ハンバッカーの歪が物足りないんだよね・・・質的に。  首をひねりながら、リフを引き続ける小生・・・(-_-;)

 やがて、ギターの PICK−UP セレクターを何の気なしにシングルコイル側に変更、コード弾き・・・キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

 うわああああ、凄い。 
この粒立ちとキラメキは、TRACE のトランジスタでは逆立ちしても出せない! 行ったと来たぐらい違う、とは正にコレだw

 その音が余りにチャーミングなので、僅かばかりの体積&重量増加と真空管 Ampを長距離運搬するリスクを懸念して導入を反対するだるまを押しのけ(昔使ってた peavy・ultra・16plus だって真空管だったし、おまけに25kgもあったのに〜(T_T)) 6月の盛岡ライブでデヴューさせるべく、着々と準備!
 今回はツアー前練習が無いのが不安なので、club CHANGE でのサウンドチェックに全てを賭ける!

    『ハッスルが飛行機乗り遅れて来ないかもよ〜?』 by だるま・・・んなアホなw

 

 しかし当日朝早く、携帯が鳴る。 ハッスルだ。 

    『飛行機乗り遅れました。次の便で行くんでリハ無理デス』・・・・(T_T) HIWATTデヴュー順延決定・・・・

 

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お題13
『また キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!! 機材ネタ1』
2005・ 8/ 8


 遂に届いたよ、亜米利加から(^_^;) アコガレの Ampeg スクランブラー!

 伝説のファズ!(CACTUSのジム・マッカーテイ先生が使ってたから、小生の中でだけ伝説。 普通はダレも知らないw)
 eBay で過去数回出てたのだが、毎度12万とか9万とか・・・一番ひどい時は、$1825まで行ったレア機種。 毎回、自虐的に『・・・(-_-;) ふ。小生の買える代物じゃねえや。』と傍観しつつ、セコく$30ぐらいの手製リメイク・クローン品ばっかし3台も購入し続けてたのですが・・・

 やってくれました Ampeg さん、遂に Re−issue(復刻)!!バンザ〜イ!  箱も当時のまま完全復刻〜! 18万も出して old 買った奴等、ザマ〜ミロ〜(^_^;)  
 日本じゃ4万前後らしいが、南米じゃ$200以下だぜ〜! ひゃっほ〜う!(熊本 orestes クシ君調でw)
しかも電池だけじゃなくて AC 駆動 OK にも改良してあるんだぜ〜!?

 

 早速、エフェクター・ボードからバッタもんをどけて設置! ううむ、やはり本物は音が違う!(・・・と思い込むトコロが怖いネ(^_^;) ) 
 ただし、凄いダイキャスト製で・・・無茶苦茶に重いんですケド・・・(-_-;) モデルガンじゃあるまいしw  しかも、組み込みの際、早速エフェクター・ボードにぶつけてダイキャストの角を欠いたコトは言うまでも無い。

 05年夏、異常な猛暑の盛岡での或る日のトチヤマであったw

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お題12
『ぼやき当分の間封印につき・・・機材ネタです(^^ゞ』
2005・3月

 

 昨年来止まって居りました『ぼやきコーナー』ですが・・・決して、だるまがサボッて原稿を UP しなかった訳では無く(^_^;)
一部の皆様御存知の通り、とある事情で、ぼやくコトの悪意の連鎖!?みたいなモンの醜さ、恐ろしさに再考を促され、とちやまも反省しきり・・・(T_T)

 でも折角のコーナーでございますんで、もう1パターンのコンテンツとして活躍中の『機材夜話』にて、またまたお茶を濁させて戴く所存!

 

 さて毎シーズン若干の改変が加わります栃山エフェクター・ボードでございますが、今回はハンドメイドの『 Mini - Looper 』を2個入手、(写真 右上)

 

 ちなみに『うわ〜イイなあ、コレ』と珍しくだるまに好評・・・『 LED が青でキレイだから』と、機能とは全く無関係に理由は至極単純(^_^;)  今シーズン、小生がステージで妙な音出してましたら、このルーパーの操作ミスとご判断下さい。m(_ _)m

 

 

 

 これにより飛躍的に省スペース化が図られましたんで、Ampeg スクランブラーのクローンを(ま、所謂ファズでやんす)1個割り込ませるコトに成功!(写真 右下
 

 なかなか可愛いデザインなんですが、配線 & ハンダが外人さんのインチキ仕事( eBay で予め『どっかおかしいが、原因不明』として売られてたのを安く Get ) 例によって『駆け込み寺』青木楽器 BOW のマエストロ・志田に修理依頼(・・・毎度御世話掛けてま〜す(^_^)v)バッチリになってここに収まりました〜!

 実は Ampeg スクランブラーのクローンは、別にもう1台入手してますんですが・・・性能や音はこっちの(
写真 scrambler2)米国カルロスさん作成のモノの方が、システムも画期的で遙かに優秀なんですが・・・・イカンセンでかい。でか過ぎる・・・・(>_<)
 この子には、REC の際に活躍してもらいましょう。

 ちなみに、これを制作販売して居るカルロスさんに CD を聴いて戴きましたトコロ、御本人より息子さん & お嬢さまに好評を博しましたロザリでした(^_^;)

 さて、ツアー用エフェクター・ボードに積まれるコトはありませんが、やはり eBay のオークションで英国から Get しました珍品がこちら!(写真 companion)  これは『キンバラ』ブランドなんですが、中身は Shin-ei 『コンパニオン』のワウ・ファズざんす〜!
 実は小学校5年生で初めてエレキ・ギターを手にした際(そのギターは30wの TEISCO の Amp のオマケに付いて来たみたいなギターだった)、生まれて初めて使ったエフェクターがコレだったんですよ〜(T_T)
 いやあ、繋いで音出した時は感動したッ!(その勢いで曲が2曲出来ました(^_^)v)

← scrambler2
↓ companion

 

 

 ほんのチョッピリでもギター弾ける様になって、知識が増えると共に『ワウファズなんて使えねえよ〜!』みたいな雰囲気になって、当時は手放したのですが・・・・今日に至ると使えマス・・・思いっきり使えマス!  感性の変遷って、判らないモンです。

 この経験からも、『その時の感性と感情でヘタなコト言うと先々後悔する』の教訓とすべきなのですが・・・懲りない小生は失敗を重ねます。 恥多き人生を過ごして居ります・・・・(T_T)

 

 んで今回のトドメはこちら〜!  ポチッとナ〜!(写真 右
 
 ナントもレトロな Kay のギター!  コレも、やはり eBay で大安売りでした(^_^)v んで、小生が長期計画で企んで居りますのが・・・そのうち eBay で Vaccaro・guitar のアルミニウム・ネックを入手して・・・・このセミフォロー BODY にアルミ・ネックを取り付けるッ!
 nerd コイソさんに御指導を仰ぎ、マエストロ・志田に任せれば
きっとどうにかなる!(盲信)・・・・再来年辺り・・・・(^_^;)

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お題11
『曲を創るってナンダロウ?』
2004.10月
                                                                                      


 鳥取で nerd の古磯さんと話してて、ナルホド、と思い当たったコトが在る。

小生は、ハッキリ言って『ギターが弾けない』。 だからこそ、リフとかバッキングのパターンを、必死こいて考える、考える、考える。
同じく、歌が上手く唄えないから、メロデイも考える、考える、考える。 『力押し』出来ないからこそ、『工夫』するより他に手段が無い。
 nerd の稲垣サンみたいにギターが弾けたなら、エフェクターも要らないし、凝った『素材』としての曲も要らない。 古磯さんぐらい唄えたら、凝ったメロデイも要らない。 心地よいリズムと1コードさえ在れば、その上で自由自在に飛翔し得るのだから。( nerd の場合、お二方『飛翔』し過ぎで 羊飼い役 サヲリさんは時折エライ目に遭ってますが・・・(^_^;))

 さて、その『素材』。
どんなアレンジで演っても素晴らしいメロデイと歌詞・・・を持つモノこそが『名曲』ってのが定説でござんすね。 常々、『ギターが弾きたいってよりも、曲が書きたくて、この band に居りマス』と公言してはばからない小生ですが・・・アコギ一本で弾き語り出来る名曲が書きたいなら、出来た曲にぴったりのシンガーに曲を提供するライターさんでイイ訳じゃないですか?(歳も歳なんだし・・・)
 トチ山的には、『素材』に対して各メンバーの解釈・・・各人の主張やパフォーマンスが盛り込まれて行くサマが楽しいんですよね、これが。

 歌に関しては、だるまが歌詞を載せ、メロデイをエデイットしてくれた時点で、やっぱり曲に生命が・・・吹き込まれる(だるまに眼が入る?)カンジ。 或る時代、無茶なメロでも機械的に再現する職人的 Vo に頼って演ってみた時期も在ったんですが、やがて或る悟りを開きまして・・・(大袈裟(^_^;)?)
 それは今や小生の持論の一つとなって居りますが、 ROCK の Vo が『歌の上手い人』ってだけで成立し得たのって、70年代までと思うんですよ。 誰もが人前で歌う時代じゃなかったからこそ、『上手い人』でなくちゃ、って時代だった。

 ステージ・パフォーマンスなんてのも、棒立ちで充分な時代でしたし、当時は未だ映像メデイアの時代じゃなかったから視覚要素も低かったし・・・

 でも、カラオケ全盛一億総歌姫状態になっちゃった今や、『歌が上手い』『 LOOKS が良い』なんて要件だけでステージ上がって、人前で歌ってんじゃねえよ馬鹿野郎、ってカンジがする。 ましてや、『 ROCK バンド』の『ヴォーカリスト』張るんですから、『この人って一体何!? なんなの!?』みたいな人にだけ、是非『 BAND のヴォーカリスト』名乗って欲しいモンです。(但し偽物の勘違いした『危ないフリ』は禁止〜!) 『 ROCK バンド』の中でも『ヴォーカリスト』だけは先天性で、努力で成り立つパートじゃないよね〜(-_-;)全く。

 確かに並外れた健啖家な上、『 BEST さま』だし、白熊だし、鮫ですが、ウチの奇抜なる Vo 様は、圧倒的な独自の世界観と『自分のコトバ』で唄ってくれて居り、その存在感には脱帽しっ放しデス。


 一方、一部の皆様御存知の通り、トチ山の正体はドラマー出身のベーシスト、な訳で、そんな小生が作る曲は絶対に『 Dr & Bass に美味しい』訳ですよ。 ですが、『ドラマー日照り』に喘いで参りましたロザリは、全くその『美味しい』素材を活かせずに居りました。

 ようやく今回のアルバム『 GO !』で、そして最近のライブで、band の歴史上初めて『俺が俺が・・・!』な PLAY を展開してくれるハッスルのお陰で『う〜ん、素材が活きるねえ』になってる訳で。


 ロザリンドってえ band の場合、連日のツアーで日々刺激が在る訳ですから、(反面教師含む(^_-))当然、音とかパフォーマンスとか、機材選択に至るまで、己のパフォーマンスと併せて刻々と試行錯誤とフィードバックを繰り返し、日進月歩で変化させてくんなきゃオカシイんですよ。 『よしよし、毎日素材に新風を送り込んでるねえ』、と。
 その点、2人のケダモノ・メンバーは恐るべき消化吸収能力でなんでも咀嚼し、凄いスピードで昇華して行きます。(もっとも、単に2人共『コツコツ努力』とか『地道な練習』ってえのが苦手だから、本番の気合いと鬼の集中力だけで全て乗り越えるつもりだから、なんだケド・・・(-_-;))

 試行錯誤やフィードバックの為のアンテナを、『緊張感を持って、集中して張り巡らせる』コトの出来る連中にとっては、やっぱしライブ本番の1本は『練習10回』に匹敵する。 その為の『素材』『叩き台』として、自分の曲が役立ったり、変容する様を観るのは楽しいよ〜?
 そんな、だるまやハッスルの活躍と新曲に対する日々の進歩と変化が、自分も共に演奏するコトによって体感出来る、ってのがまさしく『曲提供』の喜びであり、『ツアー band 』続ける意味だったりモチベーションだったり。


 それなのに・・・・だ。

 なんとな〜く弾く、とかなんとな〜く演る・・・10本弾こうが20本弾こうが、技術的にも感性的にも何のフィードバックも研究も工夫も変化も無い・・・なんてのは勘弁して欲しいよね。 何の為に苦心惨憺して、素材としての曲を提供したのよ、オレ?ってカンジ。 まして『生かせない』どころかいつまで経っても『弾けない覚えない出来ない』に至っては
                 『・・・オレの曲馬鹿にしてんの??』ってカンジ。

 まして、前述の如く、刻々と研ぎ澄まして行くメンバーが居る場合、その乖離っぷりは(この瞬間にも)凄い格差で開き続け、『周回遅れ』程度では済まないし、緊張感に余りの差が在るままに同じステージに立つと、『・・・え?ウッソ、マッジ?何やってんの?』って気分になってしまうのも当然である。 『俺が俺が』で素材を生かしてくれる・・・まで行かなくても、他の成り立ち方も在るじゃんか・・・?

 例えば、8年勤め上げてロザリから引退した松本あっちゃんは、テクニシャンで職人肌、所謂『いぶし銀好き』で、『出しゃばる』とか『弾きまくる』とか『俺が俺が』はカッコ悪い!と思って自分を律してしまう TYPE のプレイヤーでした。 だから、『素材』に対しては毎度『ナルホドね〜』ってな渋い解釈を盛り込み、ガッチリ安定して支えてくれる、ってスタイル。 それはそれで最高にありがたかった。
 第一、ライブパフォーマンスも独特の美学が在って『カッコ良かった』しネ!


 んまあ、気を取り直して、次の6枚目に向け、ますます『メンツの生きる素材』をブチかまして行こう、と己を鼓舞するトチ山だった(^-^)!

 

 あ、皆様に笑って戴くため

          『・・・(-_-;)今時、そのオブリはねえでしょう?』  by鈴木陛下
  ( GOODMAN で、小生のあまりに古くさいピロリロピロリロってオブリに呆気に取られるスキに傘を盗まれた陛下でした(^_^;))

 ってなカンジのイナタイ・リードにも磨きを掛けま〜す!

 

 そんでもって、余談ながら遂にGet・・・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!! これが小生30年間アコガレのUNIVOXの勇姿デ〜ス!!(歪まないから、小生には使えないのよね〜(^_^;)OLDマーシャルってカンジ?)

 只今、名古屋の加藤サン御指導の下、使い方研究中でゴザイマス。(写真 左)

なんだか、小生の部屋、楽器屋さんの『Amp試奏室』じみて来たゾ・・・(^_^;) (写真 右) 

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お題10
『我が家に土偶くんがやって来た!』の巻 最終回

    その2より続く〜

 こんなネタで3回も引っ張るかよ!? のお声にもメゲず・・・。

 写真→は 、昨年からトチ山部屋で権勢を振るうエスクワイアー君(超重い)と共に、2台仲良く。 

 さて、土偶くんのお陰で数々学習する小生。

 1,熊本 momogen さんの御指摘通り『音が安定するのに30〜40分かかる』のよ! Peavy の Ultra 使ってた頃は、そんなの迷信だと思ってました・・・(T_T)。 着荷二日目の盛岡は寒くて、10分ぐらいで弾き始めたら『げ!? 昨夜と、まるで音が違う!』と思って焦りました〜(^_^;)。

 2,nerd 稲垣師匠の御指摘通り『 EL 84管x4は、ブルージィな歪みで扱い易いですよ』ホント・・・扱い易いデス。

 3,その昔、UNITED のシンゴさんに教わったがチンプンカンプンだった『キャビの音には速いとか遅いとかが在る』これも初めて実感。ピックが当たった瞬間に音が来る。 Trace と Hiwatt のヘッドを、VHT と Hiwatt のキャビに交互に組み合わせて鳴らすと、どっちも『12x2』なのに、凄いキャラクターが変わって面白い。( VHT は後面開放型だし)(写真 左下)

 ← 写真( VHT )

 

 んで、さんざん音出ししたら凄い興味が湧いて、色々調べて見たのさ、土偶くんの素性とか。

 開けてみたら、SOVTEK の EL 84がパワー管に4発(押さえのスプリングもカバーもナシで、ただ刺さってんですケド!(*_*)。こりゃあ SAAB のトランクで何千kmも揺らす訳には・・・?)プリ管が ECC83で、これも4発。 通常の他の HIWATT 達とは、随分と球の構成が違うみたいデス。(この辺りに関するウンチク大募集で〜す)


 楽器屋さんがいずれも『年式は不詳デス』と言ってたので、『海外版コアな HIWATT フリークが集うHP』で自ら調べた結果、シリアルナンバーからは、なにも解析出来なかったんだケド、シリアルプレートに記された工場名が答えになってました。
 カリフォルニアの MODESTで HIWATT のライン生産が行われたのは『1983年末から1984年の間、1年だけ』なんですって! つまり、土偶くんはウチのハッスルぐらいの年齢な訳だ。
 更には、通常のカタログ・ラインナップに常時載ってたモデルでは無く『限定品』だったのだそうで・・・・凄い珍品じゃんか(*_*)!

 でも、HIWATT と言えばブリテイッシュのアンプ・・・なのに亜米利加生まれかい(-_-;)!?

 なんだか益々愛おしくなりまして、磨いてあげましたら・・・凄い汚い! かな〜りヘヴイ・スモーカーな環境に在ったらしく、茶色のヤニ汚れが・・・・ちなみに、関係無いケド小生の部屋に長居した結果、知らぬ間にベージュになって居たが、大掃除で白に戻ったメロトロン君(写真 下)
 ←メロトロン

 土偶くんは、今日も益々良い音で鳴ってマス。 凄く、ギター弾く時間が長くなった。 練習の励みになるよネ。・・・言われてみれば、TheWho のピート・タウンシェンドが『ライブ・アット・リーズ』(デラックス盤)で『 Tommy 』の序曲を弾く音がするわいな。 んじゃあ、来期はシングルコイルの SG(こ・・・懲りない)にステージ衣装は白ツナギか!?・・・ってな妄想にふけっては、今期のモチベーションを高めて行く、とち山でありました。(band屋にとって、機材って・・・そう言うモンじゃな〜い(^_^;)?)

 でも、楽器陣が『新しい機材の触発で新曲書いちゃった』みたいなシンプルで無邪気なモチベーション維持管理が可能なのに比べ、ヴォーカリストって・・・その点大変ね?(*_*)

 HIWATT のキャビ・・・カバー・ネットは黒じゃなくて、白っぽいグレーがイイんだケドな〜。 でも12x2じゃそんなの無いかもネ・・・(T_T)。

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お題10
『我が家に土偶くんがやって来た!』の巻 その2

   その1よりつづく〜

 それからと言うもの、11月の九州5200kmツアーとかメンバーチェンジに忙殺されながらも、諦めきれない(かなり執念深い)小生は Net の虫となり、NO TITLE や nerd 、barrel の BBS を荒らす間も惜しんで、定期的にマニアな全国の楽器屋さんの『中古 Amp 入荷情報』をCheck する日々が続いた。(ある日、『デジマートの検索』って手を発見してからは、その作業が飛躍的に楽になったコトは言うまでも無い・・・って、早く気付けよ〜(-_-;))

 そうして、2度目の新メンバー合宿も終わり、新アルバムの曲も出揃って一段落の頃・・・出た。 京都の楽器屋さんに出た。 でも、キャビの方が『10x4』だって・・・違うヤツか。 でも HIWATT LEAD 30 であるコトに違いは無い。
 『すわ、これは天啓かあああ!!!???』と思いつつも、今回も2日逡巡。 SG 以来、ちと臆病になってる・・・? 『明日朝メールして、売れちまってたら縁が無い、ってコトさ・・・』等と根拠不明のゲンを担ぐ等して・・・翌朝、ドキドキしてメール・・・『ございます』とさ!
     『うわ〜、もう買いだ! 買い買い! くださ〜〜〜い(>_<)!!』

 来た。 京都から。・・・重い。 流石に HIWATT のキャビは小さくても重い。 二階に上げるのに死ぬかと思った。 だが、そこは興奮による『火事場の馬鹿力』。 家人に発見されるコト無く、神速で運搬。 HEAD は思った程小さくも軽くも無いが・・・変則サイズのこのコンビ、何やら頭でっかちで・・・土偶みたい。 可愛い。 今日から君は『土偶くん』だッ!(写真1)

 んで・・・『10x4』って・・・誰が見たって『12x2』じゃんか、コレ。 ダミーの穴に騙されるとは・・・楽器屋さん、しっかり〜!(写真2)
写真1→ 
 ←写真2

 結果、どうやら昨年秋に小生が逃がしたヤツと、この土偶くんは同一品らしい。 小生の目の前でこれをさらった方は、半年で手放した、って訳か。 新大久保〜京都〜岩手と旅した訳だね、少なくとも。
 相性の良い道具は、あれこれイジらんでもスパッと馴染む。  久々に扱う真空管で、久々の MASTER・スイッチとスタンバイ・スイッチだが、入れた瞬間、全くイコライジングする前に『あ、こりゃイケる』と直感。
 素敵な『鼻詰まりサウンド』! 通常、ほとんどの Amp で MIDDLE を絞って行く傾向に在るトチ山だが、こいつの MIDDLE は艶やかでスムーズ、どんどん上げたくなる。

 『外れ者ギタリスト』の小生が、こんだけ『扱い易いし、好みだ!』と感じるからには、余程一般的で無い・・・作りと音なのであろう。前オーナーがたった半年で手放すワケだ。 きっと、その方は『まっとうなギタリスト』だったに相違無い。

 

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お題10
『我が家に土偶くんがやって来た!』の巻 その1

 今回は『ぼやき』では無い。
そう、このコーナーを使ってハシャギ倒した挙げ句、木っ端微塵に挫折した『 SG ゲットだぜ〜い』の時と・・・まるきり同じ状況のレポでございます。 歴史は繰り返す。

   『ハシャギ・・・再び!』

 物語は、昨年秋に遡る。 御存知の通り、TOURで小生愛用の Amp は 『ほとんどの人が Bass Amp しか無いと思って居る TraceElliot の、数少ない Guitar Amp ラインナップ・・・の中でも激レアのトランジスタ』 超軽量コンパクトが売りの、SuperTramp・HEAD でゴザイマス。(写真1) (お馴染み Harmony Central の HP での評価も高いんだゾ、と)

  写真 1

 『軽いし長距離移動でもトラブル無いし、本格派じゃないからトランジスタで全然OKさ〜!』・・・・と言ってはみたものの(-_-;)。 そりゃあアータ、60's 〜70's リアルタイマーの小生ですもの、当時アコガレたブランドの真空管 Amp フルテン・ドライブ・・・に興味が無い訳ないじゃんか!(当時のアコガレは Uni-VOX だったケドね!)

 でもね、ロザリで何年か『バッタもんのギタリスト』として経験を積むウチに、まあこんな学習能力の低い輩でも、少しづつではありますが悟るトコロがありまして、例えば『レスポール( Gibson 系)が弾けない』、『マーシャルが使えない』、『 Watt 数の大きい Amp は手に余る』等。 悟る・・・と言うよりは、体験上『痛い目見たケース』としてトラウマになってますのよ。

 そんな小生が、昨年秋、楽しく Net 上でウィンド・ショッピングをして居た時のコト。 某新大久保のヴィンテージ楽器に強いお店のサイトで、小生は衝撃的な発見をする。

 『 HIWATT の LEAD30・・・?・・・・30?!』 100wとか50wなら知ってるし、近年はビルトインType で随分と watt 数の少ない Hiwatt が在るのは知って居たが、30wのヘッドと来れば話は違う。 20年ほど前に、HIWATT の CUSTOM100をベース用に持って居たが、『何をやっても歪まない』Amp だった記憶が在って、その点が怖かったが、『マスターvol 形式で30wなら、どうにかなるじゃん!』と判断。 しかも、随分と珍しい代物らしく、お店の人も『初めて観た』と。 おまけに、イイのは判るが、余りに堅牢で重い(しかも12x4とかで巨大なのが多い)HIWATT キャビが、こいつの場合は小生の好きな12x2のスモール・サイズ! ううッ! どうしよう・・・?

 この時、あろうコトか『軽挙妄動』を持って座右の銘となす・・・はずの小生が、何を考えたか、一晩購入を躊躇してしまった! 翌日、お店に送った問い合わせメールには 『残念ですが売れてしまいました。 珍品でしたので次回入荷は難しいと思われます』 との返事が・・・! がちょ〜〜〜ん(T_T) 

 

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